日本のビジネスマンなら確実に抑えておきたい、プロジェクトマネジメントの教科書!
PMBOK 第6版について解説します!
PMBOKには仕事を成功させるための秘訣が全て詰まっているといっても過言ではありません。
でも難しすぎて、とっつきにくい、、
そんな方のために、僕の体験も踏まえながらわかりやすく解説していこうと思います!
Part5では「統合」知識エリアにある、「プロジェクトマネジメント計画書の作成」プロセスについて解説していきます!
また、この話は「よくわかる最新PMBOKの基本」という書籍を参考にしています。
興味をもってみた方は、是非こちらの書籍も手に取ってみてください。
俯瞰して考える「プロジェクトマネジメント計画書の作成」
プロジェクトマネジメント計画書の作成は、他の知識エリアで作成する複数の計画プロセスについて、統括的にテーラリングするプロセスであり、プロジェクトの立ち上げから終結までを一貫して計画するものです。
このプロセスは「計画」プロセス群に属します。
プロセスの概要
このプロセスでは、他の知識エリアにある計画プロセスのうち、何を実施して何を実施しないかを決めます。
このプロセスは1度実施して終了ではなく、プロジェクト全体を通して随時更新・修正を実施していく必要があります。なので、個人的には、「計画」というより「監視・コントロール」に属すると思っていても良いのでは?と考えてます。
立ち上げプロセスで作成したプロジェクト憲章に従って、プロジェクト遂行に必要なものは何か?逆に必要ないものは何か?を考え、それに合わせて他の知識エリアについて、どんなプロセスを実施する必要があるを検討して、プロジェクトマネジメント計画書にまとめます。
メンバーはこのプロジェクトマネジメント計画書に従って、各々の業務を進めていきます。
そして、問題があった場合や不足しているプロセスがあった場合は、プロジェクトマネジメント計画書から修正します。
プロセスのインプット/アウトプット
プロジェクトマネジメント計画書の作成プロセスには以下のようなインプットとアウトプットがあります。
またそのアウトプットを作成するために必要なツールや技法をまとめます。
インプット
- プロジェクト憲章
- 他知識エリアで作成された補助計画書やベースライン
- 組織体の環境要因
- 組織のプロセス資産
アウトプット
- プロジェクトマネジメント計画書
- プロジェクトの進め方やライフサイクルやフェーズの形態、テーラリングした結果やベースラインの一貫性を維持する方法を記載します。
- 補助計画書
- 「計画」プロセス群にあるプロセスの成果物の最終決定を行います。
- ベースライン
- スコープ、スケジュール、コストのプロジェクト成功のための基準値を決めます。
- ライフサイクルの各フェーズに適用するプロセス
- プロジェクト立ち上げから終結までの流れ(ライフサイクル)と、その間に実施するプロセスを決めます。
- 開発アプローチ
- 成果物をどうやって作成・開発するかを決めます。
- マネジメント・レビュー
- プロジェクトの進捗が、期待通りに維持されているかをチェックする
ツールや技法
- 専門家の判断
- テーラリングやプロセスの優先順位付、プロジェクト成果物についての関連知識を持つ人の判断を確認します。
- データ収集
- 人間関係とチームに関するスキル
- 会議
- プロジェクトの進め方や目標達成のために必要なプロセス、監視・コントロールに必要なプロセスを特定します。
まとめ
今回は「プロジェクトマネジメント計画書の作成」についてまとめていきました!
次回は「統合」知識エリアの「プロジェクト作業の指標・マネジメント」プロセスについて詳細を説明していこうと思います!
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